ある女性の告発 3 ~ 運営会社の記者会見 ~


新潟で起きたアイドル暴行事件について、以前にも伝えていた「第三者委員会の調査報告書」が、依頼主の運営会社に提出されたようです。

それを運営会社が3月21日(木)にホームページ上で公開し、翌22日(金)には運営幹部3名による記者会見が開かれました。

その会見での運営の対応は、驚くべきものでした。
あまりの会見ぶりにだと思いますが、途中で被害者本人がツイートをし、それを見た会見場にいる記者が運営側に質問をするという場面もありました。

会見で語られたことに対して言いたいことがたくさんあり、一度では書き切れそうにありません。
動画があがっているようですので、まだ見ていらっしゃらない人は一度見てほしいと思います。


わたしたちがウィズの立場で最も気になっていたのは、被害者に対する対応です。

これまでも運営側から「被害を受けたメンバーのケアをやっていく」という発言はありましたが、具体的に何をどうしているのかが見えてきませんでした。

それでも、きっと適切なケアをしてくれているだろうという信頼を持てればよかったのですが、これまでの運営側の対応からは誠実なものを感じられなかったため、老婆心ながら心配していました。

そして、今回の記者会見で具体的なものが分かるかもしれないと注目していたのです。


会見には、運営責任者兼取締役、劇場支配人、副支配人の3名が出席していました。

第三者委員会設置のときから言われていましたが、委員会の弁護士は同席せず、運営会社の社長も事件当時の劇場支配人も、そして最も名前が知られている総合プロデューサーも出席してはいませんでした。

質疑応答も含め会見ではほとんど取締役の男性が話していました。
そして質疑応答で記者から指名されたときだけ、支配人の女性も少し話すくらいでした。


冒頭、取締役が「事故」と言ったところから、わたしの不信感は始まりました。

あれは「事故」ではなく「事件」のはずです。
そのような認識しかないのかと、悲しく、腹立たしく思いました。


そして被害者のケアについての質問があったとき、取締役は他のメンバーも心に傷を負っていると話し、被害者以外のメンバーともコミュニケーションをとっていくという話をしました。

なぜ、被害者のケアの話をしているとき、他のメンバーも傷ついているとわざわざ言う必要があるのでしょうか。

また、ケアの内容を具体的にと質問されたときには、いろいろなことを話していくことだと答えていました。
さらに、社長が会見に出席していないのは、メンバーのフォローをしているという発言もありました。

結局、運営として被害者のケアは何もしていないということなのでしょう。
犯罪被害者の心のケアを何だと思っているのかと、非常に腹立たしく思いました。

被害者と、他のメンバーの傷つき(それは確かにあるとは思います)とを同列に並べて語り、しかもコミュニケーションをとるとか話し合うとか、そのようなことをケアだを思っているのであれば、それは大きな勘違いです。

しかも被害者は、運営の対応に不信感を抱いています。
不信感を抱かれている人が被害者とコミュニケーションをとったからといって、被害者の心がケアされるはずがありません。

専門の医療機関やカウンセラーに託すこともせず、ただ放置しているのだとしたら、それは非常に不誠実であり不適切であり、状況を悪化させているのだと言わざるを得ません。


願わくば、被害者本人が自ら専門家と接触していることを祈ります。


---


この記者会見については、もう少し続けて書いていきたいと思います。

この記事へのトラックバック